任意整理が保証人に与える影響とは?【債務整理】

最終更新日:2021/05/14

監修

弁護士法人サンク総合法律事務所
弁護士 淺海 菜保子

弁護士法人サンク総合法律事務所 淺海 菜保子

驚き

「保証人つき借金が気になって債務整理に踏み切れない…」という方は多いのではないでしょうか?

今回は、任意整理をした際の保証人への影響について解説します。

 

 

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<この記事の要約>

  • 任意整理をすると保証人に請求がいく
  • 任意整理は対象を選択できるので、保証人なしの借金だけを任意整理して、保証人に迷惑をかけないようにできる
  • 収支状況などによって、保証人つき債務も任意整理に追加した方が良い場合や、自己破産や個人再生といった他の債務整理を行うのが良い場合がある。最善な方法は弁護士に相談すれば明確になる

任意整理をすると保証人に請求がいく

任意整理は、債権者に交渉し利息をカット、もしくは大幅減額してもらい、残った金額を3〜5年の長期分割で支払っていく手続きです。

毎月の返済が苦しい・借金返済の終わりが見えないなどの悩みがある場合は、非常に有効な解決手段になり得ます。

しかし、保証人つきの借金を任意整理した場合、保証人に請求がされてしまいます。まれに分割で請求されることがありますが、基本的には一括請求となります。

保証人が一括で返済できれば良いのですが、一括返済が難しい場合は保証人も一緒に債務整理を検討しなければならない場合もあります。

保証人が債務整理する際のデメリット

債務整理とは、法的な対応によって借金を減額したり免除したりできる手続きの総称です。

債務整理には任意整理、個人再生、自己破産などの種類があり、適切な手続きを行えばたいていの借金問題は解決出来ます。

保証人が一緒に債務整理を行うと、ブラックリスト状態になります

ブラックリスト状態とは、信用情報に事故情報が載ることで、多くの場合ローンやクレジットカードの審査に通らなくなる状態のことです。
ブラックリスト状態について詳しい記事はこちら:「ブラックリストとは?【借金滞納や債務整理と信用情報】

任意整理をする本人もブラックリスト状態になります。債務整理をする以上、債務者本人にも保証人にも同等のデメリットが発生してしまうということです。

ちなみに、債務者本人が債務整理をし、請求がきたにも関わらず、保証人が「払えないから」と債務整理もせずに放っておいた場合も、やはりブラックリスト状態になってしまいます。

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保証人と連帯保証人の違い

ここで、保証人と連帯保証人の違いを説明します。

簡単に言えば、連帯保証人の方が責任が重いイメージです。

保証人は催告の抗弁権検索の抗弁権分別の利益という3つの権利を持っていますが、連帯保証人は持っていません。それぞれの権利について簡単に説明していきます。

催告の抗弁権
債権者が請求(保証債務の履行請求)をしてきた際に「まず主債務者に請求してください」と主張する権利

検索の抗弁権
債権者に対し「主債務者の財産を先に取り立ててください」と主張する権利

分別の利益
保証人が複数いる場合、借金総額を保証人の数で平等に割った金額しか請求を負わなくて良いという権利。借金総額が100万円で保証人が2人いる場合、1人の保証人は50万円しか払わなくて良いことになる

連帯保証人は上記の権利がないので、つまり主債務者とほぼ同等の責任を負うことになります。

保証人なしの借金だけを任意整理することができる

ここまで読んで「保証人に迷惑をかけたくないから、任意整理は諦めよう…」と感じた方がいるかもしれませんが、安心してください。

任意整理は対象を選択することができます

つまり、保証人つきの借金は外して、それ以外の借金だけを任意整理の対象にすれば、保証人には何の請求も連絡も行かないということです。

保証人つきの借金があり悩んでいる場合は、保証人なしの借金だけを対象に任意整理をする方法を検討しましょう。

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保証人つきの借金を任意整理したい場合の注意点

借金のほとんどに保証人がついていたり、保証人つきの借金の額が大きかったりすると、保証人つき借金も任意整理の対象にしなければ解決しない可能性があります。

このような場合は事前にきちんと保証人に連絡して、事情を話しておきます。保証人も残債を一括で支払えるように準備を進めておくか、債務整理をするか検討しておくことができるからです。

また、借金総額が大きすぎる場合は、任意整理ではなく自己破産や個人再生など借金をまとめて減額・免除する債務整理を行うことが最善かもしれません。

自己破産や個人再生の場合は債権者を選択することができないので、必然的に保証人つき債務も対象になり、保証人に影響が出ます

この場合も、上記のように事前にしっかり連絡をしておきましょう。

債務整理で解決したいが、保証人つき借金が気になり踏み出せないという方へ

頼れる弁護士

保証人つき借金があることにより債務整理を躊躇っているという方もいるでしょう。

もちろん、出来るだけ保証人に連絡や請求がいかない方法をとりたいですよね。

しかし、借金返済を数ヶ月滞納してしまった場合は、どちらにせよ保証人に連絡や請求がいってしまいます

借金返済が苦しく、悩んでいる間に滞納してしまい、突然保証人に債権者から督促がいくよりは、滞納してしまう前に解決方法を弁護士などの専門家に相談するのが賢明です(多くの場合、保証人なしの債務だけを任意整理することで、これまでより楽に支払いをすることができるようになります)。

その他の債務整理手続き(全債権者を対象にする任意整理、または個人再生自己破産)は基本的に全て保証人に影響が出ますが、根本的な借金問題解決のためにはこういったやり方がもっとも適切な場合もあります。

どの手続きを行うのが最善なのかは、個人で判断することが困難ですので、まずは弁護士などの専門家に相談しましょう。

まとめ

任意整理をすると保証人に請求がいきます

任意整理は対象を選択できるので、保証人なしの借金だけを任意整理して、保証人に迷惑をかけないようにできます。

収支状況などによって、保証人つき債務も任意整理に追加した方が良い場合や、自己破産や個人再生といった他の債務整理を行うのが良い場合があります。

最善な方法は弁護士に相談すれば明確になるので、悩んでいる場合はまず相談してみましょう。

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