任意整理の月々の返済額はどのくらい?【債務整理】

最終更新日:2021/02/02

監修

弁護士法人サンク総合法律事務所
弁護士 堀川 民人

弁護士法人サンク総合法律事務所 堀川 民人

弁護士に相談

任意整理をするとその後3~5年間が返済期間となりますが、任意整理後の返済額はどのように決定され、月額の目安としてはいくらくらいなのでしょうか。

今回は、任意整理後の月々の返済額について解説します。

あなたの借金はいくら減らせる?

減額診断スタート

この記事の要約
  • 任意整理をすると、3~5年の返済が必要となる
  • 月々の返済額を決定する要素
    ・債権者の意向
    ・これまでの返済履歴
    ・依頼者の希望
    ・3~5年で返済が終わるか
  • 任意整理では月々の返済が出来るかどうかが重要。任意整理という手段が最善なのかについてや、毎月の返済額設定については、弁護士に相談しよう

 

任意整理後は3~5年で分割返済する

任意整理は、裁判所を通じることなく、債権者(借金の貸主)との間で、借金の将来生じる利息などをカットもしくは減額する交渉を行う手続きです。

自分の財産や保証人などに影響を及ぼさずに、借金問題が解決出来ることが多いです。
任意整理について詳しい記事はこちら:「任意整理とは?メリットとリスク・費用について徹底解説【債務整理】

任意整理は自己破産のように借金を返す義務をなくす手続きではないため、手続き後に債権者に対して、残った金額を毎月返済する必要があります。

3〜5年の間に返済する計画がたてられることが多いです。

月々の返済額が決まるまでの流れ

任意整理後の月々の返済金額は、どのような流れで決まるのでしょうか?弁護士などの専門家に依頼した場合の流れを簡単に説明します。

任意整理をする場合、弁護士はまず債権者から取引履歴(これまでの貸付と返済の履歴)を取り寄せ、借金総額などの状況を把握します。

その後、取引履歴を元に、利息制限法に引き直し計算をします。ここで過去に払い過ぎた利息が見つかれば、過払い金請求を行います。

その後、債権者と「利息をどれだけ減額してもらえるか」「何年で返済し終わる計画にするか」などの交渉を行い、決定した内容で返済していくことになります。

任意整理後の支払いはいつから始まる?

任意整理ではまず、債権者と交渉し、その後交渉で決まった金額を返済していくという流れになります。

債権者との交渉が3~6ヶ月ほどで完了することが多いため、弁護士に任意整理を依頼する場合は依頼してから3~6ヶ月前後が経ってから返済が始まると考えておくと良いでしょう。
任意整理の流れについて詳しい記事はこちら:「【流れと期間】任意整理はどれくらいで終わるの?返済期間は?

月々の返済額はどのようにして決まるのか

弁護士に相談

先述したように、弁護士は依頼者の希望に沿って交渉を行いますが、交渉はどのようなことを軸にして行われるのでしょうか?

月々の返済額が決定する具体的な要素は、主に以下です。

  • 債権者の意向
  • これまでの返済履歴
  • 依頼者の希望
  • 3~5年で返済が終わるか

 

債権者と弁護士はこれらを軸に交渉・和解(示談)し、その和解内容で問題ないか依頼者に確認をとり、任意整理の返済額を決定します。

一つ一つの要素を詳しくみていきましょう。

債権者の意向

金融機関の中には会社の方針により任意整理に応じない会社があります。
任意整理に応じない会社について詳しい記事はこちら:「会社の方針で任意整理に応じない(交渉しても失敗してしまう)ー任意整理ができない場合とは?交渉失敗することもある?【債務整理】

また、任意整理自体は対応しても返済期間を短く指定してくる債権者や、利息の一部はカットしない債権者もいます。

数は多くはないですが、上記のように元々の意向により任意整理の交渉に応じない・もしくは交渉に制限がある債権者がいます。

基本的には、任意整理について弁護士事務所に相談すれば、過去の実績から交渉が厳しい債権者がある場合依頼前に教えてもらえますので、不安があってもまずは相談をしてみましょう。

これまでの返済履歴

借りてから任意整理依頼時までの借金の返済履歴に問題があると、良い条件で和解しない可能性があります。

特に、1度も返済をせずに任意整理の交渉をしても、債権者は応じない(任意整理ができない)か、厳しい条件での和解にしか応じないと考えて良いでしょう。

ただ、1度も返済をしないまま滞納してしまい一括請求をされている場合などは、任意整理を通して一括払いを回避できるなどの解決ができるケースもあります。そのまま放置せずに弁護士に相談しましょう。

依頼者の希望

弁護士が交渉の大きな軸とするのは、依頼者の希望です。

弁護士に任意整理を依頼する際に、依頼者は「毎月いくら以内で支払いしたい」「何年間で払い終わりたい」などの希望を伝えることができます。

弁護士はなるべくその希望が叶うよう努めて交渉をしてくれるのです。

3~5年で返済が終わるか

弁護士は依頼者の希望に沿って交渉を行うと説明しましたが、あくまで現実的な範囲での話になります。

もし、依頼する際に「月々1万円ずつで返済したい」と希望を伝えたとしても、その額で返済して最長5年以内に払い終わる借金総額でないなら、希望は通りません。

弁護士はおおむね3~5年で借金が返済し終わる前提で、できるかぎり希望に沿って交渉をしてくれると考えましょう。

和解した金額での返済が難しい場合は?

借金返済が苦しい

任意整理後に毎月いくらを返済することになるかは、弁護士から教えてもらえます。

しかし、「教えてもらった額では毎月の支払いができない…」という場合があるかもしれません。

そのような場合は方針の変更が必要になります。

具体的には個人再生や自己破産といった、任意整理とは別の債務整理を選択することがほとんどです。

その場合は弁護士とよく相談をして方針を決定しましょう。弁護士は依頼者の資産や雇用形態・仕事内容など様々な観点から最適な手続きをアドバイスすることができます

ちなみに、弁護士に相談する際に最適な債務整理の方法を弁護士が提案してくれるため、「債権者との和解後の内容で支払いができないと感じる」ことはめったにありません。

先述したように、そもそも交渉がうまくいかないような債権者であれば依頼前に教えてもらえますし、相談段階で大まかな任意整理後の返済シミュレーションをしてもらえることも多いです。

いくら返済計画を立てて債権者と和解をしても、その後の返済がおよそできないような内容であれば、任意整理をする意味は乏しいです。

任意整理の和解後に返済が2ヶ月以上遅れると、ほとんどの債権者は一括請求をしてきます。そこから別の債務整理に方針変更することは可能ですが、任意整理の費用が無駄になってしまいますし、手続きはより煩雑になります。

依頼時の手続き内容の選択、また任意整理を行う場合の月々の返済額の設定は非常に重要です。不安なことがあったら躊躇わず弁護士に相談しながら、手続きを進めましょう。

任意整理の返済額の例

Aさんは借金の利息ばかり払っていることが気になり、大手消費者金融1社の任意整理を依頼しました。

返済と借入をこれまで8年間繰り返し、現在借金残額は100万円。

収支の余剰(収入-支出、の残りの金額)が2万5000円ほどで、借金はなるべく早く返し終わりたいと思っています。


「弁護士から、『4年間の返済で月々2万1000円の和解となりました』と連絡がきました。その金額なら毎月問題なく支払いできるので頑張れると思いましたし、4年で確実に借金が終わるというところも希望が持てました。

ボーナスが入ったら繰り上げ返済するなどして、出来るだけ早く返済を終わらせます!」

まとめ

任意整理をすると、おおむね3~5年の返済が必要となります。

月々の返済額を決定するための要素は、主に以下の4つです。

  • 債権者の意向
  • これまでの返済履歴
  • 依頼者の希望
  • 3~5年で返済が終わるか

 

任意整理では月々の返済を続けていけるかどうかが重要です。任意整理という手段が最善なのかについてや、毎月の返済額設定については、弁護士に相談しましょう。

<解決事例>マイホームを手放さずに借金解決!C子さん(38歳 主婦 子供あり)

<解決事例>マイホームを手放さずに借金解決!C子さん(38歳 主婦 子供あり)

匿名で診断OK! 質問に答えるだけ!借金がいくら減るかわかります。

減額診断スタート

司法書士法人みつ葉グループでは借金問題の専属チームがフルサポート。


電話無料相談タップで発信

メール無料相談

お悩みの方に役立つ記事

債務整理について

借金返済について