借金を滞納した場合の流れとリスク・対処法【借金返済】

最終更新日:2020/06/03

監修

弁護士法人サンク総合法律事務所
弁護士 堀川 民人

弁護士法人サンク総合法律事務所 堀川 民人

多額の借金

借金を滞納し続けていたら、どのようなリスクが発生するかご存知でしょうか?

当初は郵便などで督促が来るだけですが、放置していると裁判をされて大切な給料や預貯金などが差し押さえられる可能性もあります。

今回は借金を滞納した場合の流れやリスク、その対処法をご説明します。

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<この記事の要約>

    • 滞納後2~3ヶ月で、一般的には一括請求をされ、ブラックリスト状態になる
    • 滞納後半年〜1年後に裁判所で訴訟や支払督促の申立てをされることが多い
    • それでも滞納を続けていると、財産や給料を差押さえられる
    • 借金を滞納するリスクとして、遅延損害金の発生、差し押さえ、家族に知られる、ブラックリスト状態になるなどが挙げられる
    • 借金を払えず滞納している・しそうな場合の解決方法のひとつは債務整理。差し押さえられていてもできる債務整理もある

借金を滞納した場合の流れ

まずは借金を滞納するとどのような流れになるのか、順を追ってみていきましょう。

電話がかかってくる

毎月1回などの返済予定日に定められた支払いをしなかったら、通常は借入れ先から督促の電話がかかってきます。

携帯電話番号を登録していたら携帯電話にかかってきますが、自宅の電話番号を登録していたら自宅宛に電話がかかってきて家族が電話をとる可能性もあります。

滞納後督促の電話がかかってくるまでの期間は業者によってかなりばらつきがありますが、1日(翌日)~2週間程度です。

 

郵便で督促される

電話がかかってきても出なかったり支払いについての話し合いに応じなかったりすると、借入れ先の消費者金融やカード会社などから封書やハガキで督促書が送られてきます。

そこには未払いとなっている借金の元本と利息、遅延損害金の金額と、相手業者の連絡先電話番号や住所が書いてあり「一度連絡をしてください」と記載されているケースが多数です。

 

一括請求される

郵便による督促も無視して滞納後2~3か月程度が経過すると、借入れ先から借金の一括請求書が送られてきます

この段階になると分割払いが認められなくなり、借金の残金と未払利息、発生している遅延損害金の合計額を一括払いするように要求されます。

また一括請求書は「内容証明郵便」で送られてくるケースが多く「このまま支払いが無い場合、訴訟や強制執行(差押え)をします」などと書かれているのが一般的です。

 

信用情報に事故情報が登録される

借金を滞納して滞納して2~3か月程度が経過すると、貸金業者が信用情報機関へ滞納情報を通知します。

すると個人信用情報に事故情報が登録されて、いわゆるブラックリスト状態になり、以後借金を解決して数年経過するまではクレジットやローンをほとんど使えない不便な状態になってしまいます。
ブラックリスト状態について詳しい記事はこちら

 

口座凍結と代位弁済

銀行カードローンの場合、一括請求書を受け取ると同時にその銀行における預金口座が凍結されます

給料振込口座が凍結されてしまうと給料を受け取れなくなりますし、クレジットカードや光熱費などの引き落としもできなくなってしまいます。

また口座凍結後1~2週間程度が経過すると、保証会社が代位弁済をします。保証会社となっているのはたいてい消費者金融会社や信販会社、カード会社です。
代位弁済後は保証会社が銀行に代わって債権者となり、借金の支払いを請求してきます。
なお、もともとの借入れが消費者金融やカード会社の場合、口座凍結は起こりません。

 

債権回収会社へ回収委託される

借金の滞納期間が長くなると、もともとの債権者が債権回収会社へ回収委託するケースがあります。

債権回収会社とは、債権回収を専門的に行っている業者です。

債権回収が委託されると「〇〇債権回収」などの名前の会社から通知が送られてきて、以後は債権回収会社から督促を受けることになります。

借金を滞納してから債権回収会社へ委託されるまでの期間はさまざまで、半年後のケースもあれば1年後のケースもあります

 

訴訟、支払督促を起こされる

借金返済をせずに放置していると、最終的に裁判所に対して訴訟や支払督促の申立てをされるケースが多数です。

借金滞納から申立てまでの期間は債権者次第でまちまちですが、平均的には滞納から半年〜1年後です。

これらの申立てがあると、裁判所から「特別送達」という郵便で訴状や支払督促申立書が届きます。無視していると、裁判所から判決や仮執行宣言が出されます。

裁判所からの通知について詳しい記事はこちら:【裁判所から通知がきたら】手紙の種類と意味を解説!【借金返済】

 

差押えをされる

判決や仮執行宣言が出ても支払いをせずに放置していると、債権者によって差押えが行われます。差押えとは、財産や給料などを動かしにくくして強制的に取り立てようとすることです。

差押えの対象になるものとは?
差押えの対象となるのは、以下のようなものです。取り立て方法とともにみていきましょう。

    • 預貯金

銀行口座を凍結されて、中に入っている預貯金を回収されてしまいます。

    • 生命保険

生命保険が強制的に解約され、解約返戻金が債権者へ支払われます。

    • 株式などの有価証券

株式などを持っている場合、強制的に売却されて債権者へ支払われます。

    • 不動産

自宅などの不動産を所有していると「競売」にかけられて売却され、家に住めなくなるおそれが発生します。

    • 動産類

車、貴金属、絵画、時計や高額なパソコンなどの財産が強制的に売却されて手元から失われる可能性があります。

    • 給料、賞与

給料や賞与(ボーナス)も差押えの対象です。ただし全額ではなく以下の金額が限度となります。

手取り額の4分の1
税金や社会保険料などを差し引いた「手取り額」の4分の1が差押え対象です。手元にはこれまでの4分の3の金額しか入ってこなくなります。  
 
手取り額が44万円を超える場合は33万円を超える部分
税金や社会保険料等を差し引いた「手取り額」が44万円を超える方の場合、33万円を超える部分は全額が差押え対象となります。手元には33万円しか入ってこなくなります。
  • 貸付金などの債権

誰かにお金を貸している場合などには、上記以外の「債権」も差し押さえられます。債権を差し押さえられると、支払いは借入れ先に行われるので、その分、手元に返済金が入ってきません。

 

借金を滞納するリスク

借金を滞納すると、以下のようなリスクが発生します。

遅延損害金が発生する

返済を1日でも滞納すると遅延損害金が発生します。遅延損害金とは、借金返済を滞納することによる損害賠償金です。利息と同様に年率で計算されるため、滞納日数が長くなるほど金額が高くなります。

遅延損害金は通常利息よりも年率が高いので、滞納し続けているとどんどん借金額が膨れあがってしまいます。

給料や財産が失われる

借金を滞納していると、上記のように最終的には差押えをされて給料や財産が失われるリスクが発生します。家や預貯金を失うことにより、家族にも迷惑をかけてしまうでしょう。

家族に知られる

借金を家族に秘密にしている方は、滞納すると知られるリスクが高くなるので要注意です。
自宅に大量の督促状が届くため、家族に発見されて借金がバレてしまうケースが非常に多いのです。借金を家族に知られたくないなら早めに「債務整理」しましょう。

ブラックリスト状態になる

借金を滞納して2~3か月程度が経過するとブラックリスト状態となってローンやクレジットカードを利用できなくなります。いったんブラックリスト状態になると、たとえ完済してもその後最低5年程度は新しい借入れがほとんどできなくなります。

滞納した借金…解決方法は債務整理がおすすめ

もしも借金を滞納してどうしても返済できなかったらどうすれば良いのでしょうか?

この場合債務整理で解決しましょう。債務整理とは、借金を減額や免除してもらうことによって借金が払えないという問題を解決する手段です。

債務整理にはいくつかの方法があります。

任意整理は債権者と話し合って合意後の利息や遅延損害金をカットしたり、分割払いとしたりするなど、当初の契約内容を有利に変えるための手続です。借金の総支払い額を減らして完済できる可能性があります。

個人再生は借金額を5分の1や10分の1程度まで大幅に減額できる手続きです。住宅ローンのある方でも家を守れます。
自己破産は、裁判所に借金を全額免除してもらおうという手続きです。

債務整理について詳しい記事はこちら:債務整理とは?任意整理、個人再生、自己破産の費用とメリット・デメリット〜債務整理で借金生活から脱却する!〜

また、給料やボーナスの差押えを受けていても、個人再生や自己破産を申立てれば解除してもらえる可能性があります。個人再生や自己破産の手続き開始決定後には、債権者が新たに差押えを申し立てることが認められません。

借金を滞納して差押えリスクが発生しているなら、一刻も早く債務整理をすべきといえます。

債務整理するなら早ければ早いほど受けるダメージを小さくできるものです。

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