複数の借金を返済するコツ!優先順位や返済できない場合の対処法を解説

最終更新日:2021/09/30

監修

弁護士法人サンク総合法律事務所
弁護士 今枝 利光

弁護士法人サンク総合法律事務所 今枝 利光

借金返済が苦しい

借金の返済先が複数あると、支払う先がいくつもあったり月々の返済額が大きくなったりと負担が増えます。

「借金返済を効率的に、早く終わらせる方法はないかな」と考えている方は多いでしょう。

今回は、複数ある借金を返済するために必要なこととそのコツ、また返済できない場合の対処法を解説します。

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この記事の要約
▼複数ある借金を無理なく返済するためには、まずは以下の手順で返済計画を立てる
・借金の状況を把握する
・収支表を作る
・返済シミュレーションをする

複数ある借金をなるべく楽に・早く返済するコツ
・高金利の債権者への返済を優先する
・無理なく節約できる部分を見つける

どうしても悩みが解決しない場合は、以下を検討しよう
・おまとめローン
・債務整理



複数ある借金を無理なく返済するために:返済計画を立てる

複数借金返済がある場合、つまり多重債務状態になっている方にとってもっとも重要なのは返済計画を立てることです。

返済計画を立てれば、借入の内容を把握し、ゴールを見据えて返済していくことができます。

ただ、返済計画を立てるといっても何から始めていいかわからない方も多いでしょう。

これから、返済計画を立てるためにすることを具体的にお伝えします。

借金の状況を把握する

まず、以下の内容を確認し、ノートやエクセルなどにまとめてみましょう。

  • 借入れ先(何という金融機関から借りているか)
  • それぞれの借入れ残高(現時点で残っている借金の額)
  • それぞれの利率
  • それぞれの月返済額


借金が複数ある方は、借りたお金で返済したり、たくさんの金融機関から少しずつ借りたりと、借金の返済状況がごちゃごちゃになりがちです。

どこからいくら借りているか分からない場合、信用情報機関から自分の借入れ情報を取り寄せることができます。

信用情報機関には以下の3つがあり、3つとも情報開示をしてみると確実な情報が分かります。
CIC(指定信用情報機関)
JICC(日本信用情報機構)
全銀協(全国銀行協会)

収支表を作ってみる

次に、こちらの収支表をお手本に、家計状況を書き出してみましょう。支出はあくまで「多くてこのくらい」で計算します。

(<みんなの平均> 4人家族 1か月の生活費の平均は?|タマルWebより引用)

収入から生活費を引いて残った金額で、毎月いくらくらい借金返済が可能かがわかります

毎月の返済可能額より実際の借金返済額が少なく、余裕がある場合は、利息の高い借金から月返済額を増額して返済していきます。

余裕がなく、毎月借りたお金で借金を返済していたり、利息分しか払えていないような状態であれば、この後解説する返済のコツや対処法を参考にし、状況を改善しましょう。

返済のシミュレーションをする(利息計算)

返済シミュレーションをすると、「今の借金返済は何年で終わるのか、合計で利息をどのくらい支払うことになるのか」などがわかります。

シミュレーションをしてみて、返済期間が長すぎる・支払う利息の総額が多すぎると感じる場合は、そのまま返済を続けるよりも状況を改善する対策をした方が良いでしょう。

例えばこちらのようなサイトで返済シミュレーションができます。
【しっかり】借入返済額シミュレーション ─ 今すぐシミュレーションしてみよう! ─ 資金プランシミュレーション|知るぽると

さて、ここまでご紹介してきた

  • 借金の状況を把握する
  • 収支表を作る
  • 返済シミュレーションをする

上記の項目を行うことで、「毎月どの金融機関にいくらずつ返済すれば、何年後に返済が全て完了する」という具体的な計画を立てることができます。

もし、この計画に無理があると感じる場合は、これからお伝えする複数借金返済のコツや対処法を実践してみましょう。

複数ある借金をなるべく楽に・早く返済するコツ

複数ある借金を早く終わらせたいがために、仕事をいくつも掛け持ちしたり無理な節約を行っても、長続きしなければ意味がありません。

これから、一時的ではなく、なるべく楽に、早く返済できる方法をご紹介していきます。

高金利の債権者への返済を優先する

たとえばボーナスが出て大きい金額を返済できる場合や、収入が上がって毎月の返済額を少し増やせる場合は、金利が高い債権者への返済をなるべく優先しましょう。

高金利の債権者への返済期間が長引けば長引くほど、支払う利息がどんどん増えていきますが、低金利の債権者であれば、返済期間がある程度長くなっても比較的ダメージが少ないと言えます。

ただ、いくら低金利だからといって担保付きローンへの返済を後回しにしないよう注意しましょう。もし、住宅や車が担保になっているローン(住宅ローン含む)を滞納してしまうと、それらを利用し続けられなくなってしまう可能性が高いです。

無理なく節約できる部分を見つける

収支表を作ってみると、思ったより無駄遣いしているなと感じた方もいるのではないでしょうか。

毎月の生活費から少しずつ節約して、無理なく借金返済額を増やしたいものです。

・携帯電話の料金
・車の諸費用
・クレジットカードで決済している各種生活費

など、見落としがちですが節約できるポイントはいくつかあります。
こちらの記事に、節約できるポイントと具体的な節約方法をまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
節約して賢く借金返済をする方法

どうしても解決しない…複数借金の返済に悩んでいる場合の対処法

面談

ここまでご紹介してきたような意識がけや節約を行っても、借金返済が楽にならない、終わりが見えない、という場合はどうすれば良いのでしょうか?

おまとめローン

借金の返済先がいくつもある場合、おまとめローンを検討される方も多いでしょう。

おまとめローンが最善かどうかは場合によります。

おまとめ後の借金が現状の借金よりも低金利で、毎月の返済額も終わりが見えるような設定かどうか、事前にしっかりチェックする必要があります。

また、おまとめローンには以下のようなデメリットもありますので注意が必要です。
・審査が厳しい
・計画的に利用しないと、支払う金利の総額が増える場合がある
・場合によっては、借金が増加してしまうことも

詳しくはこちらの記事をご確認ください。
【債務整理と比較】借金返済を一本化するのは本当にお得?

債務整理

債務整理も、終わりの見えない・苦しい借金問題の解決に有効な手段です。

債務整理とは?
法的な対応によって借金を減額したり免除したりできる手続きです。債務整理には主に以下のような手続きがあり、適切な手続きを選択すればたいていの借金問題は解決出来ます。

任意整理
債権者と弁護士が交渉をして、主に和解後の利息をカットもしくは大幅減額してもらう手続きです。過去に払いすぎた利息があれば「過払い金」としてさらに減額してもらえます。

個人再生
裁判所に申立てをして借金を「元金ごと」大幅減額できる手続きです。借金を5分の1や10分の1にまで減らせる可能性があります。

自己破産
裁判所に申立てをして借金を「完全に0(税金・健康保険料や養育費・婚姻費用などの一部の債務は残ります)」にしてもらえる手続きです。ただし生活に最低限必要な限度を超える財産は、基本的にすべて失われます。


どの手続きを行うべきかは、収入に対する借金総額などによって異なりますが、裁判所を通じて行わない任意整理がもっとも多く利用されています

任意整理は、将来利息をカットもしくは大幅減額する交渉を行いますので、複数の借金返済においてかさむ利息にお悩みの方に特におすすめです。

さらに、依頼する弁護士事務所にもよりますが、毎月弁護士事務所にまとめて1回支払いをし、弁護士事務所がそこから各債権者に振り分けて返済する『振り込み代行』という方法を選択できることが多いです。

振り込み代行を選択すれば、おまとめローンと同じように返済先を一本化することができます。
※弁護士法人サンク総合法律事務所では、振り込み代行を選択することが可能です。

債務整理を検討する際の注意点

任意整理をはじめとした債務整理を行うと、信用情報機関に事故情報が登録される、いわゆるブラックリスト状態になります。

ブラックリスト状態になると、ローンを組んだりカードを作ったりすることが一定期間難しくなります。債務整理をした場合、その期間は約5年〜10年です。

債務整理をした場合だけでなく、滞納など借金返済に問題があった場合もブラックリスト状態になります。

もし、これまで何度か返済が遅れたことがあるという方は、すでにブラックリスト状態になっている可能性があるので、債務整理してもこの点デメリットがないことになります。

また、返済と借金を繰り返す自転車操業状態になっている方は、「これ以上借金をしたくない。生活を立て直したい」と考えているはずです。

ブラックリスト状態になるという注意点はありますが、最適な債務整理を行うことで、多くの方がつらい借金返済生活を改善させています

複数の借金返済があり、終わりが見えない・つらいと感じている方は、弁護士に債務整理の相談をしてみることをおすすめします。

まとめ

複数ある借金を無理なく返済するために、まずは以下の手順で返済計画を立てましょう。
・借金の状況を把握する
・収支表を作る
・返済シミュレーションをする

複数ある借金をなるべく楽に・早く返済するコツとして
・高金利の債権者への返済を優先する
・無理なく節約できる部分を見つける

という方法があります。

どうしても悩みが解決しない場合は、
・おまとめローン
・債務整理

を検討してみましょう。

<解決事例>マイホームを手放さずに借金解決!C子さん(38歳 主婦 子供あり)

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