夫婦で任意整理(債務整理)出来る?その場合のメリットは?

最終更新日:2021/12/21

監修

弁護士法人サンク総合法律事務所
弁護士 堀川 民人

弁護士法人サンク総合法律事務所 堀川 民人

住宅 夫婦

借金返済が苦しいという状況では、配偶者の方も別で借金をしているケースがあります。

ご夫婦で一緒に任意整理をすることは出来るのでしょうか。

今回は、夫婦で任意整理をすることができるのか、またそのメリット・デメリットについて解説します。

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この記事の要約
  • 夫婦で任意整理をすること自体は可能
  • 夫婦一緒に任意整理すると、「2人ともブラックリスト状態になる」「場合によっては夫婦とも借金を整理しきれない場合がある」というデメリットがある
  • 夫婦一緒に任意整理すると、家族の借金問題の根本解決に繋がるというメリットがある



夫婦で任意整理すること自体は可能

それぞれの状況によって適した手続きは異なりますが、ご夫婦が同時に任意整理をすること自体は可能です。

ご夫婦の借入先が同じ場合も異なる場合も可能ですし、同じ弁護士に手続きを依頼してもそれぞれ別の弁護士や司法書士に依頼しても基本的には問題ありません。(ただし、夫婦の家計を一にする場合には、お互い任意整理後に返済を続けていけそうかは夫婦間でよく話し合っておいた方がよいでしょう。)

状況によっては、たとえばひとりは任意整理、ひとりは自己破産など異なる債務整理手続きを行うことも可能です。

それぞれどのような債務整理手続きが適しているかについては専門的な判断が必要なので、弁護士に相談するのがおすすめです。

上記のように夫婦一緒に任意整理をすることは可能ではありますが、デメリットもあります。項目を変えてこの点を説明します。

夫婦一緒に任意整理をするデメリット

2人ともブラックリスト状態になるため、生活上不便な場合がある

クレジットカード

任意整理をすると、いわゆるブラックリスト状態になります。

ブラックリスト状態とは、具体的には「信用情報機関に事故情報が残る」ことです。事故情報がある状態だと、新しいローンを組んだりクレジットカードを作成したりすることなどが一定期間難しくなります。

ブラックリスト状態について詳しい記事はこちら:「ブラックリストとは?【借金滞納や債務整理と信用情報】

任意整理で信用情報機関に事故情報が登録された場合、その情報の保有期間、つまりブラックリスト状態になる期間は完済後おおむね5年間です。

ご夫婦共に任意整理をした場合、この期間ご夫婦どちらも新しくローンを組んだりクレジットカードを作成しづらくなるため、生活において不便な場面が出てくる可能性があります。

たとえば、いわゆるブラックリスト状態においては、携帯電話の機種変更をした際、機種代を分割払いすることが難しくなります。分割払いの審査に通らなかった場合、家族名義で契約する方も多いですが、ご夫婦で任意整理していると配偶者に協力してもらうことができません。

また、ブラックリスト状態の期間中は夫婦のどちらも、お子様の学資ローンや住宅修繕ローンなど、生活の中で必要になりがちなローンを組みづらくなります。一方が他方の保証人となることも難しくなります。

ただし、借金返済が立ち行かず一定期間滞納してしまったり、何度も延滞した場合も、いわゆるブラックリスト状態になります

任意整理をはじめとした債務整理は、借金返済を楽にする・借金問題を解決するための手続きです。実際にご夫婦で債務整理をして、返済が軽くなったことにより少しずつ貯蓄をして、まとまったお金が必要な事態に備えることができている例はあります。

ブラックリスト状態について不安な方も、まずは弁護士に相談して最善の方法を模索してみましょう。

借入先や借入総額によっては、夫婦一緒に任意整理をすることが適当でない場合がある

家計 やりくり

任意整理は債権者と交渉し、主に利息をカットもしくは減額してもらったり、分割返済の期間を長期にしてもらったりすることで、返済の負担を軽くする手続きです。

基本的には、借金の元金が大幅に減額されるようなことはありません

ですので、もともと利率の低い債権者から借入していた場合や、借金総額が大きすぎて分割しても返済できない場合は、任意整理をしてもあまり意味がない可能性があります。

これは、夫婦の片方だけが任意整理をする場合でも同様ですが、夫婦一緒に任意整理をすることを検討する場合、夫婦を一体的に見て任意整理が適当か否かを考える必要も出てくることがあります。

弁護士に相談すると、任意整理後の返済シミュレーションをしてもらえる場合がありますし、ご夫婦それぞれの借入状況(どこにいくらずつ借りていて返済額はいくらかなど)を踏まえて最適な提案をしてもらえます。

それにより、ご夫婦ともにではなくどちらかひとりだけ任意整理をすれば良いのか、ひとりは任意整理でひとりは自己破産など異なる方法を選択した方が良いのか、などが明確になります。これら検討の結果、夫婦ともに任意整理をするのが適切であるという場合、次に述べるメリットが生まれると言えます。

夫婦一緒に任意整理するメリット

家族の借金問題の根本解決に繋がる

ご夫婦ともに借入をしている場合、どちらかの借金問題だけを解決しても、その家族の借金問題が根本的には解決しないことが多いです

たとえば、おひとりが債務整理をしていても、もうおひとりの借金返済がきつく自転車操業になっていては意味がありませんよね。

家族全体の収入-家族全体の支出=余剰となります。

ご夫婦のうちおひとりが任意整理をしたことで、ご夫婦合わせた月の総返済額がこの余剰の中から返済できる範囲になれば良いのですが、ご夫婦ともに借金総額が大きい場合などはおひとりの任意整理だけでは月返済額が抑えられない場合が多いのです。

また、おひとりが任意整理したことで、なんとか毎月返済していけるようになったとしても、任意整理していない方の借入の利息が高すぎる・毎月の返済額が少なすぎるなどの問題から、いつまでも借金返済の終わりが見えないというケースもあります。

やはり、2人とも債務整理をした方が良いのか、何の手続きが最善かなどは、ご夫婦揃って一度弁護士に相談してみるのが良いでしょう。

まとめ

夫婦で任意整理をすること自体は可能です。

夫婦一緒に任意整理すると、「2人ともブラックリスト状態になる」「場合によっては夫婦とも借金を整理しきれない場合がある」というデメリットがあります。

夫婦一緒に任意整理すると、家族の借金問題の根本解決に繋がるというメリットがあります。

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